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コールマンのエクストリームクーラーを2泊キャンプで使用した結果

コールマンのエクストリームクーラーを2泊キャンプで使用した結果

保冷力で安心のクーラーボックスを求めて

我が家では毎年1泊のキャンプに使用するクーラーボックスとして、ホームセンターで購入した安価なクーラーボックスを使ってきたのですが、保冷力の面で苦戦を強いられていました。

あらかじめ食材を凍らせたり、保冷剤をたくさん入れたり工夫してみたのですが、どう頑張っても1日持たないことがほとんどで、翌朝には保冷剤もぬるくなってしまうんです。

今年になってキャンプも少しずつ慣れてきたこともあり、2泊で楽しんでみようと思った矢先心配となったのが、やっぱり半日しか持たないクーラーボックスをどうするかということでした。

いろいろと口コミを調べたり、実店舗で現品を見たりして確かめたりして購入に至った「コールマン エクストリームクーラー」をご紹介してみたいと思います。

コールマンエクストリームクーラー28QT

今回購入したのは「コールマンエクストリームクーラー」型番は「28QT」というモデル。28という数字は容量(リットル)を示しています。

カタログ上のスペックはこんな感じ・・

保冷力3日
容量26リットル
サイズ(外寸)46x33x40cm
重量約3Kg
材質ポリエチレン、ポリプロピレン、スチール、発泡ウレタン、他

デザインや機能など

デザイン

カラーは「アイスブルー」という名前の、いかにも冷えそうな「さわやか系ブルー色」です。

別カラーもありましたが割高だったのでこの色をチョイスしました。

デザインは「クーラーボックスとしての用途をしっかりと全うする」といわんばかりに武骨なデザインですが、逆に機能的でシンプルな印象を持ちました。

ふた部分

クーラーボックスのフタって保冷力に大きく影響する部分で、いわゆる「購入するとき見ておくべき場所」なんだそうです。

閉めたフタと本体との間に隙間はないか、ふた部分の中身の素材はどうなっているかなどがチェックポイントになります。

その点、コールマンのエクストリームクーラーボックスは、このフタの中にも断熱素材である「ウレタン」が充填してあるとのこと。

本体にはしっかりウレタンが入っていても、カンジンのフタの部分がただのプラスチックの空洞になっている製品もあるので、フタの素材がどうなっているかが結構重要なポイントらしいです。

ちなみにフタのおもては、ジュース缶などが置けるように、くぼみがふたつ付いています。

ヒンジ部分

アルミなどではなくプラスチックのような素材です。経年の使用で切れてしまいそうな一見頼りなさそうな感じがしますが、このヒンジ部品は別売部品で交換可能なようです。

取っ手部分

基本金属金具は使われておらずすべてプラスチックのような素材でできています。

通常の使用だとそこまで軟弱な取っ手ではありませんが、あまりに重い状態、例えば中に氷水を入れて、缶ジュースを冷やす(そんな使い方はしないでしょうが・・・)とかすると重みに耐えられそうにありません。

購入にあたって重視した部分

サイズ

購入に際し、クーラーボックスは「大きければよい」というわけではなく、車のトランクに載せたとき、なるべくかさばらないようにという条件も加えました。

あと重すぎても持ち運びで不利になりますし、実際に使用してみても、このクラスのサイズのクーラーボックスなら無理なく扱えるような気がします。

コールマンエクストリームの実測

ご要望の多かったサイズの実測について補足させていただきます。

もう一度カタログ値を見てみましょう、カタログ値は46x33x40cmとなっています。実際の使用を想定して取っ手を含めたサイズなどを実測してみました。

横幅

まず横幅、取っ手込みでだいたい46cmくらいです。なのでカタログ値は取っ手込みのサイズということですね。

奥行き

次に奥行き、これもカタログ値どおりですが取っ手を含めて約33cm位となっていました。

高さ

高さは約40cm、取っ手を一番上に上げた状態で49.5cmほどです。

内寸

内寸、これカタログ上では載っていないんですよね、中に食材などを入れる道具なので、内寸って結構大事です。

横の内寸

まず横の内寸、一番長くなる中央付近で38cm程度です。

縦の内寸

縦方向には有効25cmくらいでしょうか。

深さ内寸

そして深さは、有効29cmくらい、中央部の上ぶたは上に突出しているので、もう少しはみ出せるかもです。

といった具合です。

実測してみて、コールマンエクストリームは割と壁部分が薄く作られているなと感じました。その分軽量で、容量が入るうえにコンパクトなクーラーボックスです。かといって製品本体が強度不足なんてことはありません。

容量

これは結構悩みました。大きすぎてもその分保冷剤を増やさなければならないので、中途半端に隙間が空くようだと大変効率が悪いです。

今回、ある工夫をして、2泊キャンプにちょうど良い容量として使用できました。その工夫とはズバリ「一度に2日分の食材を入れない」ということです。

2泊ならもう少し大きいサイズがいいんじゃないの?と思われるかもしれませんが、最初っから2泊分のたくさんの食材を詰め込んでおくのもちょっと無理があると思ったのと、それならば、途中で食材を買い出しして、保冷材の様子を見てプレートアイスを追加する方法をとればいいかと思ってあえて28リットルのモデルを選びました。

結果、わが家では、この28リットルのモデルがジャストサイズでした。

保冷力

最重視したのが保冷力です、カタログ上は3日となっています。それが本当ならば2泊のキャンプでも問題なく使用できるということですが、果たして・・・

保冷力はどれほどの能力があるか、季節や使用条件によっても変わってくるとは思いますが、このあと実際の使用感についてご紹介していきます。

コールマンエクストリームクーラーの保冷力を実際の2泊キャンプで試す

今回はこの「エクストリームクーラー」にXLサイズの保冷剤計3つをメインに8月中旬の2泊キャンプでどのくらいの保冷力があるか、試してきました。

保冷剤

保冷材は、凍結時間が短く、かつ保冷時間も長いと定評のあるロゴスの保冷剤を使用しました。

このクーラーボックスだと底面に敷いても横に立てるように置いてもちょうどよいサイズです。

ついでにロゴスの保冷剤もサイズを計測しておきました。

横幅は25.5cmくらい。

縦方向に19.4cmくらい。

そして厚さは33ミリほど。

次項でご説明していますが、このロゴスの保冷材の保冷力は折り紙付きです。コールマンエクストリームにはこの保冷剤を最低でも3つは投入したい所です。

使用開始(1日目の12:00)

一番下に冷蔵庫であらかじめ冷やしておいたお茶のペットボトルと350mlの缶飲料を入れ、BBQ用の肉(冷凍)、合挽ミンチ(冷凍)、燻製用の肉、鶏肉、チーズ、バターなどの乳製品、野菜を詰め込みました。

もちろんこの食材の量で4人分を2日は持たないので、2日目の昼に買い出しで食材を追加することを前提としています。

メインの保冷材は先ほど紹介したロゴスの保冷剤と、百円ショップの保冷剤に加え、お店で冷蔵商品についてくる小さな保冷剤で隙間を埋めました。

百円ショップの保冷剤もIN! ロゴスの保冷剤と同じくらいのサイズ、大きいだけに200円

お持ち帰り用の保冷剤で隙間を埋める

使用するロケーションと天候

当日の天候は青空が広がる晴天でした。

目的地のキャンプ場の標高は556mの山間ですので夜間は涼しくなります。

海辺などでの使用だと少し条件は変わってくると思います。

1日目の14:00

キャンプ場に向かう途中のスーパーで牛乳とBBQ用の鶏肉を追加。製氷機の氷をさらに追加しました。

この時点ではもちろん溶けて行っている気配はなく、むしろじんわりと冷気がクーラーボックスの中全体を覆っていきさらに温度が下がっているような感じでした。

1日目の17:00

夕食の準備に取り掛かろうとクーラーボックスを開けると・・レタスが凍っていました。

保冷材の真横に置いていたためと思われますが、保冷材の真横は、冷凍室なみに温度が下がるのを想定しておいたほうがいいですね。

まあ、保冷という目的では性能抜群なのでしょうが・・野菜などは新聞紙に包むなどの対策が必要です。

1日目の21:00

飲料を取り出すときにクーラーボックスの開閉はそれなりにしている状況ですが、お昼に追加した氷はほぼ原形をとどめています。

保冷材は、若干端のほうが溶けてきている感じですが、中央部分はまだ凍っています。

2日目の7:30

2日目に突入です。夜間は気温が低くなることもあり、保冷力が下がっていく感じはしません。

氷の様子、まだ十分残っていますね。

お持ち帰り用保冷剤

溶けていません

ロゴスの保冷剤

見た感じ表面が凍って霜が付いている様子は見られなくなりました。溶けは明らかに進んでいるのですが、保冷剤自体が冷たさを保っています。

手前のひき肉、前日冷凍庫から出して、半解凍されているような状態でした。

2日目の11:00

ロゴスの保冷剤、よく持ったほうですが、お昼前にはさすがに溶けきっていました。百円ショップの保冷剤も決して性能が悪いという印象はありません。

組み合わせて使うことによって、互いの性能を引っ張りだしているような感じがします。

ここからは、スーパーへの買い出しに合わせてプレートアイスを投入します。

買い出しした食材はこの日の夕方までには調理を済ませるので、クーラーボックスとしてはそれまで持てば、ほぼ役割を果たしたことになります。

ちなみに2日目は晴れ間が多い日でした。

3日目の7:00

3日目は曇りがちで風の多い日、過ごしやすい日です。

プレートアイスはしっかり残っているので、これなら帰りまで持ちそうです。

焼き肉のたれやチューブバターなど使い切らない食材は、保冷したまま持って帰りたいので、帰りまで保冷力があることは意外と重要です。

3日目の19:00

3日目は11時にキャンプ場をチェックアウトしてから周辺を観光して帰ったので、クーラーボックスを車においておいた時間もそれなりでした。

天候は運よく?曇りでしたので、炎天下だとどうなっていたかは分かりませんが、自宅についた19時の段階でこれだけ氷が残っていました。

2日目のお昼に投入したプレートアイスは半分くらい残ってるかな

驚いたのは、初日に投入した製氷機の氷が残っていたことです。

製氷機の氷は通常バラ状ですが、一旦溶けかかって再び氷結したようで、ひとつの氷の塊になっていました。こうなると多分溶けにくくなるんだと思います。

製氷機の氷はトータルで3日以上解け切らなかったということになります。

ということで、いままで、一泊のキャンプですら、帰りにはクーラーボックスがただの箱になっていたのですが、コールマンのエクストリームクーラーは見事に2泊3日のキャンプでも十分な保冷力の期待に応えてくれました。

ただし、工夫は必要と思いました。

保冷力を長持ちさせるために

  • 凍らしても良い食材はあらかじめ冷凍しておく。
  • クーラーボックスは日陰に置き開閉は極力少なくする。(地面に直置きしない)
  • 適宜保冷剤(今回はプレートアイス)を補充する

などを試してみると良いかもしれませんね。

いずれにしても、コールマンのエクストリームクーラーボックスは価格のわりにきちんとした性能を持ったクーラーボックスなのは間違いなさそうです。

ホームセンターのクーラーボックスと比較するとその性能差には感激でした。

詳細は次のリンクからどうぞ

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